怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

考え

無職になれば何でも好きなことができるわけではないという話

普段、仕事に追われていると、やりたいことをやる時間がない。色々とやりたいことはあるのだけど、時間がないからそれができない。あーあ、仕事さえ辞めれば時間が山のようにできるから自分のやりたいことに最大限に時間を使えるのに、とヒトは屡々考える。…

サイコパスと健常者は紙一重

サイコパスの特徴は、一見誰の目にも普通に見えるけれど、心の中は冷え冷えとしている人間であると言われている。そうした二面性を持っていて、普段の生活においては社会に適応した健全な人間である部分を前面に押し出していれば、精神科医ですらその存在を…

犯罪を防ぐことの難しさ

宅間守 「精神鑑定書」を読むを読んで考えたこと 犯罪を防ぐことはできるか 犯罪を簡単に防ぐことはできない。これまで前科があって、再犯しそうな人であれば、何らかの対処法があるのかもしれないが、これまで犯罪歴がなく、問題行動を取ることと無縁の人で…

心に悪を持つ人に対する処方箋はない

宅間守の母親は、宅間守が出産したときに、「あかんわ、これ、堕ろしたいねん私。あかんねん絶対」と父親に語っていたそうだ。生まれたての赤ん坊は言葉を理解する力に乏しく、赤の他人の表情を読み取ってその時抱いた感情を言語化することは難しい。たしか…

結局セーフティネットは存在しないのか?

宅間守の存在を知ったのは、小学五年生の時である。当時の担任が大阪教育大学の附属小学校に刃物を持った男が侵入し、児童や教諭を刃物で襲撃したと言っていた。それを聞いた後、インターネットで、宅間守のことを色々と調べたりした。すると、宅間守の資料…

暴力の解剖学

反社会的な行動を取る人の要因を脳の構造や遺伝子の観点から紐解いていく書籍。結論から言うと、犯罪に関する遺伝子というのは存在する。本書によると、反社会的な行動は脳の一部の領域の働きや遺伝子の影響を受けて引き起こされることが分かっている。性善…

感情機能に対する違和感

これまで散々感情機能の働きについて述べてきたが、感情を出すことは自分にとって大きな問題である。というのもそれは社会の中で感情を出すことが重視されているからに他ならず、もし感情を出すことがそれほど重視されていないのであれば、こんなに頭を悩ま…

自分の人生上のテーマ

生活がない中で、いかにして人間と出会い関係を築いていくか。これは自分の人生上のテーマである。多くの人にとってこんなことは簡単にできることなのかもしれないが、自分にはそれがとても難しい。なぜ難しいかと言うと、自分に生活そのものがないからだ。…

二つの考えが頭の中にずっとある

人とコミュニケーションを取りたいと言う欲求がなくても、無理にでも人と関わりを持つべきなのだろうか。それとも人と関わらずに独りでいる道を選択すべきなのだろうか。自分は誰かとコミュニケーションを取りたいという欲求が湧かない。誰かと共に何かをし…

ガラクタ化生活

人間誰しも仮面を被って生きている。一つの人格だけを用いて日常を過ごしていくことは難しく、その時の状況に応じて人格を使い分けているのが一般的だろう。この場面ではこうやってやり過ごした方がいいからこの人格を用いる、ここではこの人格で誤魔化した…

空っぽの世界の中で

気づいた時には外の世界に関心が向かなくなっていた。自然に行動するということが一切できなくなった。洋服屋に入って様々な物を見ても、本屋へ行っていろいろな本を見ても、自分の心の中が変化して何かを求めることがない。自分の内側から情動や願望、欲求…

考えながら文章が書けそうにない

文章を書いている人間は、二つのタイプに分けられる。一つは考えながら文章を書く人。もう一つは既に頭の中にまとまっている考えを書き出す人。前者は考える行為と文章を書く行為とを同時進行で行なっているのに対し、後者は文章を書くという行為のみである…

物の必要性と存在意義への疑問

物の必要性について考えている。そう、物である。この世界にはたくさんの物が存在する。シャープペンシルにボールペン、衣服、フライパンなど生活に必要とされるもので溢れている。どうしてこの世界には物が存在するのか。物はいったい何のために存在するの…

自分の居場所のひとつ

僕は自分のためにブログを書いている。ここには誰かの役に立つようなことは一切書かれていない。本来ブログとは、自分の好きなことを好き勝手に書く場所であるからそうした使い方をしていることもとりわけおかしなことではない。だったら自分のノートにでも…

信用よりもお金がいい話

世の中にはお金よりも信用が大事との言説が広く普及している。それは、お金をたくさん稼ぐよりも、人の信用を集めて信用をベースとした人間関係を築く方がこの先の社会をうまく生き抜いていけるのではないかというものである。 その考えに僕は反対の立場を取…

画一化された社会

調べ物をするためにネットで情報を検索すると、似たような情報サイトばかりがヒットする。DIYや収納方法、整理整頓、食の調理法、洗剤用具の説明などなど色々な情報を調べてみても、似たような内容の記事ばかりを読まされてしまってげんなりする。こうした記…

言葉や知識、物の必要性

私達は言葉や知識、物を使って日々生活している。言葉や知識や物を使うのもすべて生活のためで、生活を送る上でなくてはならないものだからそれらをうまく使いこなして何とかこの世界を生き抜いていけるように人は頑張る。もし生活のためでなかったとしたら…

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