怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

低視覚の世界

物の形、姿をイメージするのが苦手だ。どんなに頭を働かせても何のイメージも思いつかない。また、何か思いついたとしてもそれを一枚の紙の上に表現することができない。我々は大量のものに囲まれながら日常を送っている。そのモノを視覚で捉えてどう処理す…

スパイスのない生活

誰にも存在を認識されないで死んでいくこと、誰の記憶にも残らずに死んでいくことは悲しいことだろうか。哀れな生き方だろうか。これは善悪の判断が容易には下せない。他者ありきでしか物事の価値や意味を捉えることができないのであれば、それは良くない生…

ワイヤレスキーボードを買ってみた

普段はフリック入力や音声入力で文字を打っているが、長文を書くとなると、これでは結構きつい。フリック入力は指や手が疲れるし、自分はよく汗をかくこともあって上手く画面が反応しないこともある。逆に音声入力は変換の精度がいまいちな上に、句読点がつ…

独りの世界から抜け出せない

人と関わりたいという欲求がない。それはリアルにしてもネットにしても同じである。 今の時代、情報を発信する環境は既に整っている。その手段としては、SNSやYou Tube、ブログなどが第一に挙げられる。そして、パソコンやスマートフォンが市場に出回ってい…

ルポ西成

文中から自尊心の高さや陶酔心の強さが伺える。自分はここに出てくるような人たちとは無縁であるという選民意識が文章全体から感じ取れる。さて、西成にいる人たちは、まともでない、ろくでもないといった記述がたくさん見られるが、ホームレスにはやはりそ…

言葉の持つ力

音楽や絵画と違って文章は誰にでも書けるものと思われがちだ。なぜなら、我々は言葉を使って日々生活していて、書き言葉であれ、話し言葉であれ、言葉を使わない日は一日たりともないからだ。そのへんのおばあさんも幼少の子供も文章を書いて生活している。…

感情表出の特異性

人と人との会話は、話の内容そのものよりも、会話からどれだけ表情が変化するかのほうが重要である。表情からどれだけ相手の感情を読み取れるかによって会話が弾むかどうかも決まってくる。楽しい話をしている時に楽しそうな顔をしていなければ、相手はその…

自己表現のバカバカしさ

まず生きるというのが先にあって、その手段としてみんな言葉や文字、数字、記号、声、表情、動作、音楽、絵、動画、ダンスなどを通して人と繋がりを持とうとする。 ある人は、自社の魅力を伝えるためにユーチューブで自社のPR動画を投稿する。またある人は、…

全一性を欠いた生き方

今の自分の生活はホームレスの側に寄っている。基本的に人と関わらずに一人でいるときの人格と周りとコミュニケーションを取っているときの人格の比率は9:1である。 ホームレスといっても路上で生活することを意味するのではなく、ありとあらゆることに関心…

一貫性のある情報発信の否定

リアルでもネットでもコミュニケーションのあり方は変わらない。人と関わりを持つには何らかの専門分野や肩書き、興味、関心事が必要となる。それらがないと、人と関わりを持つことすらできない。相手がどういう人であるかを知るにはプロフィール欄の情報な…

エーリヒ・フロム 愛するということ

本書は愛のテクニックや必勝法を教えるものではない。私たちに馴染み深いとされる愛について理論の面から切り込んでいく本である。 筆者が主張するような愛を実践できている人はほとんどいないのではないか。 p.27 愛は人間の中にある活動的な力である。人間…

欲望モンスター

日中、街を歩いていると様々な人々の姿が目に飛び込んでくる。カフェでおしゃべりを楽しむ人、飲み屋でベロンベロンに酔っ払ってどんちゃん騒ぎをする人、有名スポットに足を運んでご満悦な人、グルメに没頭する人、おしゃれを気にしてファッションのことば…

希薄な生

1.出産と人生の始まり二人の人間が性交することで(体外受精を除く)一つの生命体がこの世に生まれ落ち、ひとりの人間の生活が始まっていく。人は生活を進めていく中で、様々な対象物で世界が構成されていることを知る。遊びに仕事、学業に趣味、娯楽に恋愛、…

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