怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

一貫性のある情報発信の否定

リアルでもネットでもコミュニケーションのあり方は変わらない。人と関わりを持つには何らかの専門分野や肩書き、興味、関心事が必要となる。それらがないと、人と関わりを持つことすらできない。相手がどういう人であるかを知るにはプロフィール欄の情報などが参考になるが、何にも興味がない人は無理をしてでも肩書きや専門等をつけて情報発信するべきなんだろうか。しかし、一度そうしたものを自分に与えてしまうと、それに関する発信しかできなくなる。それが自分と相手とで当たり前の空気になっているからなのかはよく分からないが、それ以外のことは語ってはいけないという空気がどこかにある。

自分に関心を寄せてくる人は多かれ少なかれその専門分野に関心があるからこそ絡んでくるのであって、それ以外のことには何ら関心がない。こうした情報発信のネックな点は、発信者がその専門に類する発信しかできなくなる点にある。それ以外のことについて何も語れなくなる。だから、ユーザーが求める情報を永続的に発信し続ける必要があるし、相手側から見た自分の人物像を容易には崩せなくなる。しかし、そうやって他者とコミュニケーションをとることは自分にとって良いことなのかといわれると、自分にはとてもそうは思えない。

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