怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

自分の人生上のテーマ

生活がない中で、いかにして人間と出会い関係を築いていくか。これは自分の人生上のテーマである。多くの人にとってこんなことは簡単にできることなのかもしれないが、自分にはそれがとても難しい。なぜ難しいかと言うと、自分に生活そのものがないからだ。側から見てどんなに生活があるように見えても、それは実体のない非常に希薄なものである。人と関係を結ぶには生活が必要である。生活の中に、人と人とを結びつけるものがある。日常の中に存在する様々な興味・関心事、ものなどを通して、人間同士は関係を築いていく。しかしそれがなければ、一人でいることしかできず、他の選択肢を持つことは一切できなくなる。社会の中で他人と共に生活していくには生活が必要なのはわかっている。いくら「自分には生活がありません」と訴えかけたところで、その言葉は社会や他人に通用しないこともわかっている。それでもこうして「生活がありません」と主張していくしかないのだろうか。それを主張しなければ、この人にも自分と同じく生活があると周りから思われるだろうし、そう思われてしまえば、いかにも生活があるかのように振る舞うしかない。逆に「生活がない」と何度も主張すると、この人はいったい何をいっているのだろうかと変人認定される。自分は、ただただ一人の人間として他人と出会いたい。しかし、今後も生活が戻ってくる事はなさそうであるから、それが実現することはないだろうということも薄々ながら感じている。

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