怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

コールセンターの仕事内容

コールセンターの仕事内容は、大きく分けて二つある。

一つは、電話対応業務である。これは実際に掛かってきた電話に対応するというものだ。お客様の話を聞きながらパソコンの画面に注文内容や顧客情報を入力する必要があるので、マルチタスク能力や集中力、注意力、正確さなどが求められる。マルチタスク能力としては、お客様の話を聞きながらパソコンの画面を操作したり、商品知識について応えるために複数の資料を閲覧しながらやり取りを交わす必要があったりするので頭と手を同時に動かさねばならない。この切り替えが自分は下手で、頭では分かっていても手先が器用に動かないから苦労することもしばしばあった。

二つはメールや伝票のチェック・入力業務である。メールや伝票に書かれている内容が正しいかどうか確認する作業と同じ内容を画面に入力する作業が永遠と続く。ルーチンワークを飽きることなく、集中力や注意力を保ってテキパキとこなす必要があるので、同じ作業を続けることに抵抗がない人でないと続けるのが難しい。自分は同じ作業を続けることに苦痛は感じなかったものの、注意力や細かい情報を処理する能力が乏しかったので、ケアレスミスが多かった。嫌いな仕事ではないけれど、向いている仕事ではないという難しい局面に立たされていたのが当時の状況である。で、結果的にスケジュールと健康の面から辞めてしまった。それでも電話のやりとり自体は苦手ではなく、むしろ好きな方だったので、そんなに悪い仕事内容ではなかったのだけど、絶対にミスが許されないというプレッシャーのもとで働くのは精神的にキツかった。注意力に乏しい人や業務を正確に行えない人、細かい情報を見落としがちな人にはあまりお勧めのできない仕事である。

いろいろと書いたが、時給は他と比べて高い方だし、シフトの対応も自由度があるので、そんなに悪い仕事ではない。

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