怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

コールセンターの仕事

 今週の金曜日にコールセンターの仕事を退職した。前々からやめる旨を伝えての退職だったので、いわゆる円満退社である。辞めた理由は、この仕事をとても長く続けていくのが難しいと感じたからである。継続が難しいと感じたのは以下の二つの理由による。

1. ミスが多く、会社に多大な迷惑を掛けている
2. 夜勤のため、他のことと両立して物事を行えない

 1. ミスが多く、会社に多大な迷惑を掛けている

仕事をしていてクレジットカードの処理ミスや間違った情報の登録、注文の誤契約など洒落にならないミスをすることがいくらかあった。クレジットカードの処理ミスや誤った情報の登録といったものはお金にまつわることなので、絶対にしてはならないことである。こうしたミスは注意力が散漫なことや集中力を欠いていたために起こったのであり、なるべく気を引き締めて仕事に当たるようにしていても、こうしたことを自分でうまくコントロールすることはできない。そのため、今後もこのようなミスを犯し続けるだろうと考えて早めにこの仕事を退くことにした。おそらく自分は正確さや細かい作業が得意ではないのだろう。やる前から自分の性質を少しは理解していたけれど、やってみて改めてこうした能力が必要とされる仕事は向いてないと感じた。
この仕事は何といっても正確性とスピード性が求められる。自分はどちらの能力も低く、単純なミスばかりを繰り返して周りにとても迷惑をかけていた。正確さとは、顧客情報や注文内容、金額などが正確に合っているか確かめるものである。毎日たくさんの情報を処理する必要があるため、それだけ正確にパソコンに情報を入力しなくてはいけない。特に金額や名前、住所の間違いというのは大きなクレームに繋がるので、絶対にミスしてはならないのだが、目で見て情報を処理するのが苦手な自分は、金額や名前の不一致や入力の漏れといった細かな情報をいくらか見落としていることがよくあった。気を付けているとはいえ、今後もこうしたミスを起こさないとは言えないし、いくらミスしないように心掛けたとしても、こうしたミスはどうしても起こりうる。細心の注意を払ってミスしないように気を付けるか、できないものはできないと諦めてまだ自分に取り組めそうな仕事を選択するかのいずれかを考えたところ後者を選択することにした、

2.夜勤のため他のことと両立して物事を行えない

コールセンターの仕事の勤務時間は夜の9時半から翌朝の6時半までだった。これだけだとそれほど苦しくはないが、これに加えて就職活動と日中の新聞配達の仕事があるのがしんどかった。仕事のない時間に就職活動の情報収集に時間を割く必要があって、二つの仕事を掛け持ちしていると、どうしてもそれに時間を割くことが難しくなる。また、新聞配達の仕事は14時からなので、夜勤の仕事が終わってからまとまった睡眠をとることが難しく、細切れにしか睡眠をとることができなかった。次の仕事まで短い睡眠しかとれないのは自分にはとてもつらかった。自分は器用な人間ではないので、これらのタスクをうまくやりくりすることができない。それにまとまった睡眠がとれないと頭が働かなかったり、体が重かったりして健康的にも決して良いものとは言えなかった。その証拠によく寝坊をして夜の7時くらいに目が覚めることがあり、疲れが溜まっているのがよく分かった。自分の体のことを最優先に考えたところ、夜勤で働くのは難しいということで別の仕事を探すことにした。

色々と書いたが、コールセンターの仕事自体はそれほど苦痛なものではなかった。ひたすらパソコンと向き合う仕事なので、コミュニケーションが必要とされる場面が少なかったし、時間が経つのも早かった。お金の計算などをする必要のないコールセンターであるならば、また働いてみるのも良いのではないかと考えている。

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