公道を自転車で走っていると、パキッと鈍い音が。すぐさま自転車を降りて車体を確認してみると、後輪のフレームが数本折れているではないか。
段差から降りたときに、強い衝撃が加わってポキっと折れてしまったらしい。
自転車屋さんに行って車体の状態を見てもらうと、修理費は結構値段がするよと言われ、いくらくらいするか調べてみると普通に新車を買ったほうが安く済むことが判明。こうした時に自分で自転車を直せたらいいのだが、そうした技術を持っていないので、必然的に知識やスキルのある人にお金を払って直してもらうということになる。
自分はパンク修理やチューブ交換、タイヤ交換すら満足にできない。手先が不器用なので、出来たとしてもかなり時間が掛かるか、それを完遂させることすらできないかもしれない。それらのことが自分でできるのであれば、余計なお金を費やさなくて済む。だから、ネットでも書籍でも何でもいいから直し方の情報なんかを見て自分でできるようにすればいいと思うのだけど、そうしたスキルを自分に身に付ける必要があるのかどうか。そりゃあスキルはあるに越したことはないけど、物を弄ったり、直したりする技術が自分に必要なのか、そしてそれらの技術を自分のものにするために莫大な時間を費やしてもいいのか、それが懐疑的。
幼い頃から手先が不器用で、手先を使った作業全般が苦手だった。特に細かい作業なんててんでダメで、完成度は著しく低かった。仕上がったものの評価も全然ダメ。そして作業していても全然楽しくない。モノを作ることに対する楽しさや喜びをこれまで味わったことがほとんどない。
なので、こういうのはできる人やそれをするのが好きな人に任せるのがベストなのかもしれない。しかし、その分、お金を費やすハメになるわけで、そこの兼ね合いが問題である。少ないお金で生活をやりくりしている人にとって、特にこうした問題は、家計の問題に直結する。
少しでも多くのスキルを身につけることができれば、生活の負担が減る。ただ、どのスキルを身につけるべきなのか、その取捨選択が難しいし、今後もそれについて頭を悩ませるだろう。