怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

閉ざされた出会い

この先、人間と出会わないであろうことははっきりしている。それはおそらく今後も自分の内側から人と関わりを持ちたい、繋がりたい、触れ合いたい、誰かとコミュニケーションを取りたい、誰かを遊びに誘いたいという気持ちが生まれないであろうことが分かりきっているからだ。したがって、そういう意味で、この先人間と出会うことはないと主張した。

しかしそれにしても自分はなぜこのような生活をするようになってしまったのか。別にこの世界は悪い人達ばかりで溢れているわけではない。良い人、悪い人それぞれいる。少しくらいそちらの方向へ向かっていっても良いはずなのだが、そうした気持ちになることは全くない。今のところ、人間とコミュニケーションを取りたいという欲求は皆無である。こうなったのもひとえに人間と関わることが危ないことであるという考えが体の中に深く浸透していて、そしてそれが全体を覆っているからではないかと。つまり、人間と関わりを持つことが良くないことであると心のどこかで感じていて、その考えが圧倒的に自分の人格を支配しているからこそ、人間のいる方向にベクトルが向かないのではないかとそう思うのだ。

こういうのは無理に考えを矯正して人間と関わりを持とうとする必要はないし、人間とコミュニケーションを取りたいと感じたときに接触すれば良い。なので、コミュニケーションの必要性を感じない間は、自分の内なる孤独の世界の中で静かに生きれば良い。

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