少し前にブログを始めた。ブログを始めたのは、自己開示のためである。
少しでも自己開示をする為にブログを始めた。
世の中を見渡してみると、自分のことを語りたくてたまらない人、自分の存在を多くの人に知ってほしい人、認められたい人などがあまりに多くてびっくりする。
世の多くの人が抱えているような欲求を自分は持っていない。むしろ彼らとは考えや志向が真逆である。できれば自分は多くの人に存在を知られたくないと思っているし、隠れて生活していくのが理想である。
リアルであれ、ネットであれ、多くの人に存在を認識されることを自分は望んでいない。でもそうやって隠れて生活していると、人と関係を結べなくなる。生きている実感が希薄になって虚無的な考えや厭世的な考えに支配されていき、そうした状態が続いていくうちに「生」への執着心が薄れていく。だから、そうならないために他人の視線や存在が必要であると思ったのだ。
情報発信するにあたっての注意点は二つ。
一つは、他者から存在を認識されることに耐えられるのかということ。リアルであれ、ネットであれ、他者から存在を認識されることは自分にとって良いことではない。自分は今ここにこうして文章を綴っているが、こうした文章を不特定多数の人に読まれることですら駄目である。そうしたことは自分に負の感情をもたらす。自分が安心していられなくなる。
でも社会で生きていくには他人が必要なので、自分の考えを表明する訓練の場としてここを利用させてもらう。他人が自分の世界に介入してくることに耐えられるかどうか、これはやってみないとわからない。
二つは、ネタ探しに奔走しないのかということ。無理にブログを更新したり、ネタ探しのために何かしたりするというのが好きではない。それをするとなんのためにブログをやっているのか分からなくなり、方向性を見失ってしまう。それをするくらいなら何もしない方が遥かにましである。
今後どうなるかは分からないが、いずれにせよ、自分のペースで更新を続けていく。