すべての荷物をリュックサックやバックパックに入れることができればそれに越したことはないけど、それがどうにも難しい場合がある。特に遠出をしたときなんかは、すべての荷物を鞄に収めることは難しい。そこでそんな時に備えて、リアキャリアの荷台にホムセン箱を取り付けたいと前々から思っていた。
ホムセン箱を取り付けるにあたって、まず考えねばならないのは、バイクの積載物の法律を遵守したホムセン箱を取り付けることと、法律とバイクの荷台のサイズに適したホムセン箱を購入する必要があるということである。
いうまでもないことだが、車両には積載制限というものが存在する。バイクの積載物には制限があって、どのサイズの積載物も積み込めるわけではない。道路交通法によれば、以下の法律が厳格に定められている。
https://www.sn-hoki.co.jp/data/pickup_hourei/onct/DOUROKOUTUUHOUSEKOU-SEI20210618-172.html
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道路交通法施工例 第二十二条
三 積載物の長さ、幅又は高さは、それぞれ次に掲げる長さ、幅又は高さを超えないこと。
イ 長さ 自動車の長さにその長さの十分の一の長さを加えたもの(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の長さに〇・三メートルを加えたもの)
ロ 幅 自動車の幅(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の幅に〇・三メートルを加えたもの)
ハ 高さ 三・八メートル(大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車にあつては二メートル、三輪の普通自動車並びにその他の普通自動車で車体及び原動機の大きさを基準として内閣府令で定めるものにあつては二・五メートル、その他の自動車で公安委員会が道路又は交通の状況により支障がないと認めて定めるものにあつては三・八メートル以上四・一メートルを超えない範囲内において公安委員会が定める高さ)からその自動車の積載をする場所の高さを減じたもの
四 積載物は、次に掲げる制限を超えることとなるような方法で積載しないこと。
イ 自動車の車体の前後から自動車の長さの十分の一の長さ(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の前後から〇・三メートル)を超えてはみ出さないこと。
ロ 自動車の車体の左右からはみ出さないこと(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の左右から〇・一五メートルを超えてはみ出さないこと。)。
大型自動二輪と普通自動二輪についての記載はあるけど、原付に関する記載はない。一応インターネットで原付に関する条文が書かれた法律のソースがないか探ってみたけど、見つからなかった。大型と普通自動二輪の法律を原付にも適用するとなると、30cmまでははみだしOKだそうである。この条件を満たしているのが、以下の三つである。
①https://amzn.asia/d/0g28QO1a
②https://amzn.asia/d/06hnghYf
③https://amzn.asia/d/0ckLJy2m
デザインと造り的に好みだったのが③のホムセン箱だったので、これを購入することにした。
商品が手元に届いてから早速荷台に取り付けることにするのだが、ロープで固定するか、ボルトやナットで固定するか悩みに悩んだ。頻繁に取り外しすることを考えると、ロープよりも工具を使って固定する方が利便性の面では断然良い。また、安定性の面から言っても、工具で固定する方が、簡単に脱落しない感じがある。なので、ロープではなく、工具を使って固定することに決めた。早速、穴あけ箇所を決める必要があるのだが、これがとても面倒な作業であった。
というのも、バイクの荷台のサイズとホムセン箱のサイズの両方の面を考慮して穴あけ箇所を決定しなければならないからだ。一応、段ボールで下書きもしてみたけど、これはあまり活きなかったかったので、すぐに破棄ということに・・・。今回はリアキャリアの荷台の棒の部分に当たらないように、穴の開いた箇所にボルトが収まるようにして、採寸したが、これがなかなかうまくいかず、何度も図面を書き直すことに・・・。ようやく穴あけ箇所が決まって、千枚通しやきりを使ってグリグリと押し広げていくものの、なかなか穴が広がっていかない。ここまで穴を開けることができたけど、まだボルトが入りきらない。面倒になったので、代替案として第2の選択肢であったロープで固定することに。しばらくの間はロープで固定し、ゆくゆくは工具で固定しようと思う。それまでには穴あけを終わらせおくことにする。
※追記
リアキャリアとホムセン箱の固定は、ボルトとナットを用いることにしました。