怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

新宿から上野 ぶらり旅 徒歩編 3日目

新宿駅~上野駅(徒歩旅行 3日目)所要時間 6:30~18:00

「おーい、朝ですよ。起きてください。」誰かが自分の耳元に大きな声でそう伝えてくる。眠い目をこすりながら、視線をそちらに移すと、一人の男性警官が自分の目の前に立っていた。時刻は午前6時を示していて、すでに一日が始まろうとしていた。朝っぱらから警察官がこのあたりを巡回しているのは、何か大きな事件が起きていないかを確認するためだろう。


昨日は新宿西口公園で夜を明かした。虫が最大の懸念点であったが、それほど虫がおらず、虫の存在に悩まされることはなかった。地べたに寝っ転がること自体に抵抗はないが、生活音をとても気にする性質である。夜中の間はずっとサイレンの音やトラックの走る音が幾度も響きわたっていて、落ち着いて眠ることもできなかった。ここで長く生活しているホームレスはいったいどうやってこの騒音と向き合っているのだろうか。しかし、下に何も敷かずに寝たので、体のあちこちがギンギンと激しく痛む。そこにこれまでの徒歩旅による疲労が重くのしかかり、HPがごっそり消費されている。今日は銭湯にでも行ってゆっくりと体を休めようか。

これまでと同様、今日も特に予定はない。東京に限ったことではないが、カレンダーのスケジュールはいつも余白で埋め尽くされている。それはまるで自分という人間そのものを表しているかのように。

何もしないでいると、またいつものように思考が同じところをグルグルと回って自分の世界から抜け出せなくなるので、それに抗うためにひたすら街を歩き回る。

新宿を起点にひたすら北へ。新大久保駅というワードををこれまでたびたび耳にすることがあったので、ちょっとどんなところなのか観察してみようと思った。辺り一帯は韓国料理屋で溢れているではないか。

高田馬場、学習院下を経てとうとう池袋に到着。

南池袋公園で少し休憩の予定がバックパックを枕にして目を閉じていると、いつの間にか睡眠モードに入っていて、2時間ほど眠りについていた。起きると時刻はすっかりと正午を回っていた。昼食がてら何かおいしそうな食べ物屋さんはないか探していると、蒙古タンメン中本を見つけたので、そこへ入ってみることに。美味しかったのだけど、定期的に食べたくなるほどハマることはなさそう。

自分としてはこちらの系統のラーメンの方が好きだな。

池袋を出てからは山手線の沿線沿いをひたすら徘徊。大塚、巣鴨、駒込をぷらっと回る。直感として大塚の雰囲気が何だかとても良かった。駅前に八百屋さんや食べ物屋さんなどがたくさんあり、自炊するにはもってこいのエリアでないかな。

谷町銀座商店街。せんべえ二枚(150円)を買って通りを散策。(相変わらずケチなもんで)

一通り歩いた後は、日暮里駅近くの萩の湯というところで旅の疲れを癒そうと思っていた。調べてみると、日暮里駅周辺には銭湯がたくさんある。ここらへんは銭湯の聖地なのか?。

銭湯で一服したところで、新宿に引き返す。

本日は新宿駅西口の駅構内の片隅で眠る。

 

新宿駅~上野駅(徒歩旅行 3日目)所要時間 10:00~18:00

 

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