怠惰な生活を送る青年の日記

社会の片隅でひっそり生活しています。

仕事について

様々な求人媒体を使って職を探している。今はフードデリバリーと新聞配達の仕事をしていて、稼ぎこそ少ないものの、何とか一人分の生活費くらいは捻出できている。しかし、何かあったときに備えて生活費がもう少しあればいいのかもと思うこともあって、自分にできそうな仕事を色々と探している。特に生活に困っているわけではないのだけど、あと少しお金があれば生活に余裕ができてこせこせしないで済む。まあ、お金があったからといって特に欲しいものも投資したいものもないのだけど。

これまでの経験や自分の性質を鑑みると、清掃や警備、ドライバーあたりが自分の性質に合っているのではないかと思われる。清掃は一つの仕事に向き合うだけでよかったし、人よりモノを相手にするところが良かった。自分は感情がうまく表に出せない人間なので、人間よりもモノと向き合う方が精神的に楽である。警備の仕事はよく分からない。管理室みたいなところで、何人かの同僚と一緒に待機する必要があって、その際に雑談をしなければならないと考えるが、プライベートな話をせずにでゴシップネタで会話が回っていくるのであれば、さほど問題はないと考える。他愛のない会話で、一定の距離が保たれていればそれほど苦を感じずに働けるだろう。問題は業務内容である。何か異常事態や緊急性の差し迫った問題が生じたときに臨機応変な対応が取れるかどうか。自分は物事に柔軟に対処することが難しく、変化にとても弱いので、そうした問題が起こったときにうまく対処できる自信がない。マルチタスクが非常に苦手な人間である。過去にスーパーでレジ打ちの仕事をしていたことがあったのだけど、返金や返品、クレーム対応、機器の不調の対処などイレギュラーな対応をすることが沢山あって、その時に上手く問題に対処できていなかったことを思い出す。このときの経験からもマルチな対応が求められる仕事は全く向いていない。

それからドライバーは居眠り運転や事故よりも荷物が落下することに心配がある。ドライバーは運転業務だけに携わっていればよいのではなく、自分で荷物を固定しないといけない。その時に当然紐やロープでモノを括り付けるをする必要があるのだけど、それがうまくできるかどうか心配。要領よく紐が結べそうにない。こればっかりは慣れや経験が必要で、何度もやっていくうちに自然とそれができるようになるのかもしれないが、どうも自分にうまくこなせる気がしない。紐の結び方が下手であるが故に、荷物が落下するイメージしか沸かない。
といっても実際に仕事をしてみないとわからないことだらけだし、こうやって頭で色々と考えるよりもまず働いてみるしかない。そう考えて沢山面接をこなしているのだけど、中々採用が決まらない。自分は一体どんな仕事につくのがよいのだろうか。

仕事をしてみて思ったのは、どれだけお金が稼げるかよりも、どれだけ長く務められるかのほうが遥かに重要である。どんなに稼ぎが良かったとしても、長く仕事が続けられないのであれば意味がない。何度も職を探すのは面倒だし、辞めたあとの無職期間のあいだにどうやってお金を稼いでいくか脳みそを使うのも面倒くさい。出来れば腰を据えて長く働ける場所がいい。収入面ややりがいや楽しさ、成長性などはどうでもいい。自分としては苦にならずに働くことができて、静かで落ち着いていて活発なコミュニケーションがなければそれでよい。

自分が今、フードデリバリーや新聞配達の仕事を長く続けることができているのも、やはり仕事内容と労働環境が自分の性質に合っているからだ。
非情緒的、非干渉的、適度な距離感、プライベートな付き合いが一切ない、プライベートな話をあまりする必要がない。これらは自分が働く上で最も重視していることである。

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